通学用の自転車に鍵付きチェーンで悪戯された時の体験談

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高校生の頃は電車通学をしていました。
家から駅まではかなり距離があったので、自転車で駅の駐輪場まで行き、そこから電車、徒歩で学校まで行っていたのです。
自転車は高校に入学し両親が購入してくれたもので、当時は高価なものだったのでとても大切に使用していました。
その頃、自転車が盗まれる事件が周囲で相次いでいたので、絶対に盗られないように自転車についている鍵を掛けるのはもちろん、太い自転車用のチェーンも用意して毎日必ず使用するようにしていました。
チェーンには3ケタの暗号を入力する鍵がついており、簡単には外れないものですし、普通のペンチなどでは絶対に切ることはできない頑丈なものです。
ある日学校から帰ってきて駐輪場へ行くと、確かに停めたはずの場所に自分の自転車が見当たらないのです。
とても驚いて、友人と一緒に急いで周辺を探しました。
駐輪場にはとにかく沢山の自転車があり、どれも似たようなデザインとサイズなのでなかなか探し出すことができません。
周囲も暗くなってきてますます見づらくなり、もう諦めたくなった時にようやく駐輪場の端で見慣れた自転車を発見したのです。
ホッとして、チェーンと鍵を外して自転車を動かそうとした時、おかしい事に気が付きました。
鍵を外したはずの自転車が全く動かないのです。
訳が分からず、よくよく自転車を見てみると、なんと私が外したチェーンの他に同じタイプのチェーンが掛かっており、隣の自転車と繋がれていたのです。
チェーンはしっかり掛かっていて、どうやっても外すことはできません。
仕方なく両親を現場に呼ぶことにしました。
車で迎えに来てくれた両親もこの状態を見てビックリ。
どうすることもできません。
そのまま交番に向かい、駐在していたおまわりさんに来てもらって専用の器具でチェーンを切ってもらうことができました。
何故こんなことになったのか、こんな悪戯をして何が楽しいか分かりませんが、とても迷惑で嫌な経験でした。